近年、保育所に入りたくても入れない待機児童が問題視され、たびたびニュースにもなっています。あなた自身やまわりにこの問題で困っている方はいらっしゃるでしょうか。実は、待機児童の数は地域によって大きな差があります。
平成28年のデータによると、全国の市区町村のうち、約8割の市区町村では待機児童がいないのです。したがって、お住いの自治体によっては、待機児童問題は実感が薄いかもしれません。
しかし、同年の待機児童数は、全国合計で2万3千人をこえています。約2割の市区町村でこれだけの児童が保育所等に入れなかったということになります。また、前年度に比べて急に保育所への応募が増えるといったケースもあります。
適切な保育を受ける権利は、すべての子どもにあります。暮らしている地域によってその権利が失われてはいけません。
保育所はただ単に子どもを預かるだけでなく、心身の健やかな成長を助ける施設であり、社会性を身につける場所でもあり、保護者の子育てを支援する場でもあるのです。
また、子どもを保育所に預けられないため、やむなく仕事を退職・休職するとなれば、家庭の経済負担は大きいですし、保護者のキャリアにも影響します。このように、待機児童問題はとても大きな課題なのです。
このサイトでは、なぜ保育所に入れない子どもがいるのか、どのような対策がとられているのかなどを説明します。読んだ方が待機児童問題についての知識を深める助けになれば幸いです。
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